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![]() *少し長いのでお好きなところからお読みください。
1. ごあいさつ
アインパール進学セミナーは開校以来一貫して「受動」から「主体」へをモットーに子どもたちと接し、創立14年目を迎えた現在までに、約800名の卒業生を送りだしてまいりました。これからも、地域に密着した塾として社会に貢献できるよう、ひとりでも多くの子どもたちと出会いたいと思っております。
2. 新学習指導要領の…
さて、学校教育は、'02年の「新学習指導要領」の大改革で、それまでの「詰め込み教育」から「ゆとり教育」へと変わり、完全週5日制、履修内容の削減が施行されました。しかし、その結果、学力の著しい低下を招きました。その一方、昨年、多数の高校で必修科目未履修問題が発覚しました。もちろん、高校側の責任は大きいですが、文科省の指導要領自体にも問題があるといわざるを得ません。また、いじめによる自殺をはじめ子どもたちが被害者や加害者になる事件が頻発しています。そこで、'07年、政府も教育再生会議第一次報告の中で、「社会総がかりで教育再生を」と題して、7つの提言と4つの緊急対応を発表しています。まず、教育内容の改革として、「学力の向上」、「学校再生(いじめをなくす)」、「社会の規範教育」、次に、教育の質の向上として、「魅力的な先生の育成」、さらに教育システムの改革として、「保護者や地域の信頼に真に応える学校作り」、「教育委員会の意義の抜本的見直し」、最後に「『社会総がかり』で子どもの教育に当たるべきだ」という内容です。また、頻発するいじめ問題などに対応するため4つの緊急対応も発表しています。ただし、残念ながらその中身はまだまだ具体性に欠け、中には実行可能とは思えない内容もあります。今後はお役所主導の単なる作文に終わらせず、現場の意見が広く反映したものになるように切に願うところです。いずれの問題にせよ、子どもたちに責任はないのです。それを守りきれなかった大人たちの責任です。
3. 学力重視教育へ…
学校は「ゆとり教育」から「学力重視の教育」へ回帰しようとしています。しかし、猫の目のように方針の変わる教育行政に、現場の授業計画・進度に一貫性を感じられないのが現状です。子どもたちは学校を信じたくても信じにくい、もしかすると大人全体に不信感を募らせているかも知れません。「人を信じない」また、「人を信じられない」状態の中で教育はできません。互いの信頼関係なくしては教育はあり得ません。信頼関係を取り戻すことが急務なのです。
4. ゆとり教育の実践が…
さらに、ゆとり教育の実践が叫ばれるようになった背景には「落ちこぼれ」の増加があり、そのため、教科学習の比重を減らし、考える学習に重点を置くことで「生きる力」の獲得を最大の目標としてきました。しかし、それは子どもたちに反復演習や作業による訓練をしなくていいように、ただ考える学習、いや、考えたふりをさせる結果になりました。こういった教科学習を軽視し過ぎると、基本的な知識が不足して当然のことながら、生きる力など身につかないという最悪の事態を招くのです。知識の詰め込みはよくないなどと言われますが、知識は詰め込まなければいけない時期があります。そういった作業を通して「我慢する」ことを体験してゆけるのです。かつて、理不尽なことも確かにありましたが、日本人は「忍耐」を美徳としていました。教育においても先生からの指導を絶対として、我慢して反復演習や作業をしてきたからこそ、数学や理科において世界的にもトップレベルを維持できたのです。では、できないのは世代の違いでしょうか。いいえ。今の子どもたちはできないのではなく大人がさせていないだけなのです。実際、反復演習や作業をすることによって覚えることに喜びを感じる子どもが今でも少なくないのも事実です。
5. 自己の「アイデンティティー」を…
また一方で、何のために勉強するのかを実感していない子どもたちも多いです。小さい頃から「キレイごと」ばかりをならべられ、親の動機だけで子どもたちに勉強をさせ、「真の目的」を悟ることもなく進学することが多いからです。そして、進学自体が目的化・目標化すると、合格通知をもらった瞬間はともかくしばらくすると、しだいに目標や意欲を見失ってしまいます。そこでまた新しい目標を見つけられなければ自分の存在意義をも見失ってしまい、否定し、追い込んだ周りの人間を憎みさえしてしまいます。その結果、親子の間でのトラブルから発生した悲しい事件も、最近後を絶ちません。また昨今、将来のビジョンを持たず、その日だけが楽しければいい、しかも、遊ぶ金すらも稼ごうとしない「ニート」も現われてきました。こういったことをなくすには、大人たちが、早い段階から「自分が自分であること」、つまり「アイデンティティー」を確立できる状況を作ることが必要なのです。そうすれば、将来、「大人」として自分自身のことを自分自身で決めて行く力、「目標を設定できる」力を持てるようになれます。
6. アインパールの精神とは… アインパール進学セミナーは、「信じること」、「我慢すること」、「目標をもつこと」この3つの精神こそが今の時代にこそ要求されていることだと思っています。よって、単に合格実績だけを追求するのではなく、これからの時代を担う子どもたちの学力低下を防止し、あくまで教科学習を通して、自分の人生を自分自身の力で切り拓いていく力を育むことこそが使命だと感じています。つまり、先に述べた3つの精神、すなわち“ein Paar spirit”〔アインパールの精神〕を持って、子どもたちに一人の「たくましい人間」として生きることを教えるのです。それを前提として、興味や好奇心に満ちた創造的な人間に育てることを理想とし、熱意をもって、表面上のやさしさにとらわれず、厳格にそしてハートのある授業を実践していきたいと思っています。
7. 大人という指導者のほんとうの役目… 塾では、いい点数が取れなければ「できない子」になりますが、「悪い子」にはなりません。心を点数化したり、人格を評価する場所ではないからです。見方をかえれば、そのことが、子どもたちに一種の解放感を与えているのかもしれません。ですから、学校でも家庭でもそのような環境にしてやればよいのですが…。結局、頑張れば「できる子」になれるんだという成功体験につながるキッカケを、一つでも多く作ってやることが、われわれ「大人という指導者」のほんとうの役目なのではないでしょうか。
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